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未知は未知のままでいい 「知る」ことは恐いことだから
押しつけられる知識 見たくもない事実
旅立ちは少ない荷物のほうがいいのに
下り坂でころんだ痛み 上り坂でかいた汗
確かに僕は 息をしているが
あの壁にさえぎられ この柱にぶつかり
削れてゆく自分を認めてしまっている
心に雨雲を運ばせる風は 何処から吹いてくるのだろう
未知は未知のままでいい 神秘的でかつ魅力的ですらある
掻きたてられる衝動 止められない欲望
それが 取り繕う仮面にヒビを入れる
琴線に触れる場面 便箋に収まらない思い
そうか 僕はまだ泣けるのか…
純粋な目の輝きと ため息を引き換えに
削れてゆく自分をあきらめてしまっている
心の水面を揺らす風は 湖に浮かぶ月を消してしまった
押しつけられる知識 見たくもない事実
掻きたてられる衝動 止められない欲望
未知は未知のままでいい 「知る」ことは怖いことだが
それ以前に 旅立ちに余計な荷物はいらない
誰かといる中で 一人でいることで
削れてゆく自分を許してしまっている
心の草花を撫でる風は もう吹くことはないのだろうか |
以前、「月姫」っていうゲームをやっていて思うところがあり、この詩を書きました。
ゲームの中の文章で、「”知る”ことは怖いことだ」って言うのがあったんですよ。
ああ、確かにそうだなぁって思って。
例えばふとしたきっかけでAさんを好きになったとします。
そしたらAさんのことをもっと知りたい!そう思うのは当たり前ですよね?
しかし人には良いところもあれば、悪いところもある。
知りたい真実もあるし、知りたくない事実もある。
Aさんを知ろうとして、Aさん自身の嫌な事実を知ってしまった時、あなたはどうしますか?
”知る”ことは怖いですね。
知識や情報は、その人自身の心の在り方を変えていきます。
でもそれは避けようがない事実です。
大切なのは、変わり行く自分を認めること。
何故なら人は変わるために”知る”のですからね。
それを拒むことは、人間であることを放棄するようなものです。
”知る”ことを拒絶し、誰とも接することなく、
テレビも音楽もない部屋に閉じこもる自分を想像できます?
そして、もう一つ。
”知る”ことはその人の心を削って行きます。
知識や教養は人間の純粋な衝動を濁らせてしまいます。
つまり、自分の心に忠実じゃなくなってしまうんですよね。
もちろん忠実でありすぎると動物と一緒ですけど(^^;
でもその純粋な気持ちを全て抑圧させてしまっては、「自分自身」を無くしたも同然です。
だから、”知る”ことは良い事であり、同時に悪いことでもあるんです。
この詩の主人公はその矛盾点に苦しんでいます。
でも答えはないんでしょうね、こういうのって。
あぁ…こんな大層なことをいろいろ書いておきながら
元ネタはエロゲーです(笑) |
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