about
topics
diary
game
poem
music
event
link
実験テーマ
実験日時
2002年9月 総プレイ時間は10時間程度(推定)
実験の目的
「日常生活に潜む狂気の世界と、その裏側に潜む悲しみ」について学ぶ
実験試料
メーカー
Leaf
ジャンル
ビジュアルノベル
発売日
1996年6月28日
仕様等
CD1枚構成
  
実験概要
「狂気の扉が音を立てて開いていく…」
  
ここ数日の間、僕は不思議などろりとした時間の中を漂っていた。
毎日同じ時間が同じ映像で繰り返されているような…そんな奇妙な錯覚を覚えている。
代わり映えのないくだらない毎日の連続。
やがていつの頃か、僕はこの退屈な世界から、すべての音と色彩が失われてしまっていることに気付く。
僕はつまらない現実を離れ、徐々に狂気の世界へ足を踏み入れようとしていた…

そんな僕のクラスで、ある日の授業中、ひとりの女性徒(太田 香奈子)がおかしくなった。
彼女は機械のようなまっすぐな姿勢で席から立ち上がると、突然、大きな声で淫猥な言葉を叫びだし、教師が無理矢理その口を押さえる頃には、彼女の顔は自らの爪が刻んだ傷で血だらけになっていた。
クラス中の生徒達が息を飲んで見守るなか、鮮血の赤を見つめていた僕は、現実世界がゆっくりと色を取り戻していくのを感じていた…。


実験結果
攻略キャラ

月島 瑠璃子  
1年前、主人公と同じクラスだった女生徒。同じクラスだったにもかかわらず、主人公とは1度も話したことが無い。
容姿は繊細なフランス人形のようであり、近づき難いほどの美少女。
いつも本を読んでいて、大人しい雰囲気を持っている。ちょっとしたきっかけから急に二人は会話をするようになる。

新城 沙織
バレー部に所属する女生徒。
つり目で一見きつそうな印象を受けるが、とても人懐っこくて明るい性格の、ロングヘアーの似合う少女。
正義感も強く曲がったことは嫌いなのだが、幽霊等のお化けの類が弱点といったかわいらしい一面もある。

藍原 瑞穂   
生徒会役員を務める女生徒。発狂した太田 香奈子(生徒会副会長)とは、中学校からの親友である。
特徴は眼鏡とショートカットで、小柄な体系の少女。
発狂した太田を心配するあまり、自分を省みないといった行動を取る時がある。

 

システム 
Leafが送るビジュアルノベルの第1弾です。
文章を読んで、選択肢を選んで行き、結末を見るといった内容。

セーブは全部で3ヶ所。
ゲームプレイ情報等はプレイしているセーブデータにしか反映されないので、出来るだけ一つのセーブデータでゲームを進めましょう。

オマケはCGと音楽の鑑賞モード。
CG鑑賞モードは1枚1枚順番で見ていく形式なので、操作性は悪いです。   
メッセージスキップは既読判定がついています。スピードもかなり速いですね。
「文章読み返し機能」や「前の選択肢に戻る」といった機能も付いてるので、この辺に関してはプレイしていて何も不満は感じませんでした。

 

CG  
原画は水無月徹氏。古いイメージは付きまとうのは否めないものの、なかなかの出来だと思います。
若干体の作りがおかしく感じるCGとかもありましたが(^^;
立ち絵とイベント絵とのギャップが大きいものも少し見受けられました。

クセがあり、人を選ぶキャラ絵だと思いますが、これが「雫」の世界観に妙に合っているような気がします。
背景は実写を用いているのが多いですね。

 

サウンド  
製作者は下川 直哉氏、石川 真也氏、折戸伸治氏。
まさかKANON、AIRで有名な折戸さんの名前が出てくるとは思いませんでした。
エンディングのスタッフロールを見てびっくりしたのはここだけの話(ぉ

と言うわけで楽曲のレベルは文句なしで高いです。
ストーリー自体がダークなので、曲自体も暗い雰囲気の曲が多いです。
しかし、確実にそのストーリーを盛り上げるのに一役買っていましたね。

お気に入りは「瑠璃子」「オルゴール」「トゥルーエンド」「ハッピーエンド」「回想」、
ちょっと挙げ過ぎかな…でもそれぐらい曲がいいんですよ。
特に「瑠璃子」は、聞いていて鳥肌が立ってしまうほど素晴らしかったです。

 

シナリオ 
取り合えずゲームを始めたら、いきなり女生徒(太田)が発狂しますからね。
イントロからして、このゲームは只者ではない感じがしました(^^;

ストーリーの内容は、太田が発狂した理由を突き止めていくのがメイン。
狂気の世界へと入り込んでいく主人公とヒロインの描写は見事なもので、プレイヤーをゲームの世界へとグイグイ引き込んでいきます。
シリアスと緊張の連続で休む暇を与えませんね。

総エンディング数は13で、なかなかのボリュームだと思います。
全エンディングを見た後のオマケシナリオは必見かと。
開発者達の私情が色濃く出たストーリーで笑わされました。

 

Hシーン

これが電波系えちぃシーンなのでしょうか(;´Д`)
あまりに濃すぎてティッシュを使う方がいるのかが、甚だ疑問(ぇ

この作品は「狂気」を世界観として持っているので、別の意味で「イッチャッテル」シーンが多いです。
ラブラブなHシーンはほとんど無かったですね。

 


検討と考察
凌辱シーンや、ダークな世界観が苦手な方以外は1度プレイしてみる価値はある一本。
発売されたのは大分前ですが、ストーリーの良さは確かですし、音楽もいいし、操作性もいい。
欠点を補って有り余るプラス材料を持っていると思いますよ。

惜しむらくは、もう少しスッキリしたハッピーエンドがあればなぁ、と言ったところでしょうか。
いくら主人公とヒロインがハッピーでも、誰かしらは不幸になりますからね、このゲームは(^^;

結論
「日常生活に潜む狂気の世界と、その裏側に潜む悲しみ」について学んだ。
って言うかクリアーした。

評価 75点


参考文献
Leafオフィシャルホームページ

PEKO屋さんより(攻略)