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実験テーマ
ONE 〜輝く季節へ〜
実験日時
2000年11月 総プレイ時間は18時間程度(推定)
実験の目的
「日常から生まれる恋愛の”せつなさ”、そしてその先にある大切な思い」について学ぶ
実験試料
メーカー
Tactics
ジャンル
ADV
発売日
1998年05年28日
仕様等
CD1枚構成 初回特典:特性オリジナルクロック
  
実験概要
1998年、冬。  

普通の学生であったオレの中に、不意にもうひとつの世界が生まれる。  
それはしんしんと積もる雪のように、ゆっくりと日常をうずめてゆく。  
そのときになって初めて、気づいたこと。  

繰り返す日常の中にある変わりないもの。  
いつでもそこにある見慣れた風景。  
好きだったことさえ気づかなかった、大好きな人の温もり。

すべてが自分をこの世界に繋ぎ止めていてくれるものとして存在している。
その絆を、そして大切な人を、初めて求めようとした瞬間だった。
時は巡り、やがて季節は陽光に輝きだす。

そのときオレはどんな世界に立ち、そして誰がこの手を握ってくれているのだろうか。

実験結果
攻略キャラ
長森 瑞佳 
主人公の幼馴染で大のおせっかい焼き。
何かと無茶で突飛な行動を取る主人公が、心配で仕方が無いらしい。
成績は優秀で、周りの信頼の厚いことや可愛い容姿等から、
クラスの男子からの人気も高い。

七瀬 留美
理想とする「乙女」を目指し日々精進している転校生。
主人公とは、登校初日に曲がり角でぶつかるというなんとも古典的な出会いを果たす。
実際は言葉使いは乱暴で性格もガサツなのだが、
それを隠そうと必死に「乙女」を振舞う毎日である。
その行動には、何か深い理由があるらしいが…

椎名 繭
彼女との出会いは唯一の友達であるフェレットを失った時に始まる。
泣きじゃくる彼女を慰めてから、主人公について回るようになる。
情緒不安定なのか、フェレットがいない事を思い出しては癇癪を起こし、
主人公達を困らせてしまう。

川名 みさき
ふとしたきっかけで訪れた学校の屋上。夕焼けの赤に染まった風景の中、
その場所で彼女に話しかけられる所から出会いは始まる。
しかし主人公は、そこで彼女に対してちょっとした疑問を抱く。
彼女の冷たい瞳の意味を知った時、果たして主人公はどんなことが出来るのだろうか…

里村 茜   
真っ黒な雲に覆われた大雨の日、
一人寂しげに”ある場所”でたたずむ彼女に主人公は興味を抱く。
他人を冷たく突き放すその心の裏には、
悲しい物語が存在することを主人公はまだ知らない…

上月 澪
出会いは学食にて、主人公の制服を汚してしまうことから始まる。
いつもニコニコしていて、元気いっぱいな少女。
しかしそんな彼女にとって、唯一欠けてしまっているモノがある。それは…

 

システム 

システムはほとんど問題が見当たりませんでした。動作自体が結構速くそこそこ安定しています。
セーブ箇所は30個。攻略には充分なのではないでしょうか。

問題点はメッセージスキップが強制スキップのみというところですかね。
バックログもないので一度メッセージを飛ばしちゃったら、前のデータをロードする以外に手がありません。   
CG・音楽の回想モード有り。Hシーンの回想モードはありません。

 

CG  

原画は樋上いたる氏。目が大きいのが特徴ですね。
はっきり言って人を選ぶ絵だと思います。
立ち絵もバランスおかしいし、イベント絵も体のパースが…
しかしこの独特の雰囲気が個人的には良かったり(ぉ

背景もお世辞にも良いとは言えない出来ですね。
KANONと比較して若干CGの塗りが原色に近く、アニメ調です。

 

サウンド 
楽曲のレベルは高いです。シナリオに沿った曲調、流すタイミングも秀逸で大変満足しました。

曲数は20曲で、お気に入りは「オンユアマーク」、「虹を見た小径」、「偽りのテンペスト」、「輝く季節へ」かな。
ちなみに音声はありません。

 

シナリオ 
ごく普通の選択肢型ADVです。
ただその選択肢がその先のストーリーにどう影響してくるのかが分かりづらく、比較的難易度は高めです。
選び方によっては無条件でBADENDってことも度々ありましたね(^^;

前半は学園生活での日常でのやりとりがメイン。
後半は選択肢によって定まったヒロインに関する悲しいストーリーが待っています。
KANONと比較すると主人公がかなりのギャグキャラで飽きさせません。
七瀬と絡むと、ボケと突っ込みが絶妙でコントに近いですね。

プレイしていると、主人公の夢に入るシーンが度々入ります。
最初は意味不明ですが、このシーンが後で重要な意味をもたらしてきます。
ネタバレになってしまうんで詳しくは書けませんが、この時の内容はある程度柔軟な頭がないとついてこれないかも知れません。
私も3〜4人目で自分なりの見解が見えてきた感じでしたね(^^;

しかし、シナリオは別れと再会をテーマにした感動的なものです。
実際みさき先輩のストーリーで私は涙が止まりませんでした。

 

Hシーン
各キャラエンディングの手前で1回だけあります。
テキストもCGも控えめな文章が多く、さらっと流れる程度。
飽くまでストーリーがメインなので、おまけ程度に考えておけばがっかりって事はないでしょう(^^;

 


検討と考察
感動的なシナリオを求めている方にお勧めな一本。   

実はシナリオ担当者が折原信治氏、久弥直樹氏なんです。
つまりKANONと同じ原作者なんですよね。
このゲームがいわゆる”泣きゲー”というジャンルを確立したと言っても過言ではないでしょう。
  
音楽と感動的なストーリーの絶妙なバランス、魅力的なヒロイン…
大変素晴らしいゲームですね。誉めすぎかなこれは(^^ゞ
今だったら3,800円の廉価版が出ていますので、気になった方は是非プレイしてみてください。

結論
「日常から生まれる恋愛の”せつなさ”、そしてその先にある大切な思い」について学んだ。
って言うかクリアーした。
 
評価 80点

参考文献
■TacticsオフィシャルHP

■Piece Of Key Heartさんより(攻略)