「夢」をテーマにした青春学園ストーリーです。
見てて微笑ましいくらい主人公から脇役に至るまで青春していますね(^^ゞ
ちょっとネタばれになってしまいますが、主人公の「夢」は宇宙飛行士になることです。
突飛な設定だとは思いますが、試み的には面白いかと。
ある事件をきっかけに宇宙飛行士になる夢をあきらめてしまう主人公。
そして数年間離れていた思い出の地「天美市」に帰ることになり、そこで果たす幼馴染達との再開。
そこからストーリーは展開していきます。
「サウンド」の項目でも前述していますが、ここで「ROOTS」が重要な役割を果たしてきます。
主人公が天美市で過ごしてきた数年間が夢とこの物語のルーツであり、サーシャ以外のヒロインも同様にして主人公と過ごしてきた幼少の時が彼女達自身のルーツになっています。
シナリオは、そのルーツと登場キャラが持つ夢に沿った内容となっているのです。
プレイすると過去のシーンが挿入されたりするので、その意味はすぐに分かると思いますけどね。
んで、肝心のシナリオの出来なのですが、キャラによってまちまち感はあるものの素晴らしい内容だと思います。
宇宙飛行士がテーマなので星座や宇宙に関するエピソード等も挿入されているのですが、それも場面に沿って効果的に使われているので好感触でした。
ただ妙に説明くさい話もありましたけどね。スペクトル解析とか、そういう数学の話は私は好きですけど単に流しちゃう人もいるんじゃなかろうか(^^;
不満点は、シナリオのあらすじで主人公と幼馴染の関係を一気に説明してしまっているところでしょうか。
初回プレイでは、キャラの性格や主人公との関係が全然分からないまま始まると思います。
よって個人的に言えば、初回プレイは捨てるものだと思ってください(ぇ
このゲームはシナリオの背景や設定を十分に把握してからプレイすると、面白さが数倍跳ね上がります。
私自身も2回目のプレイから面白くなってきましたし。
あとは主人公の夢が「宇宙飛行士」であるために生じる強引なストーリー展開でしょうか。
主人公がその夢を追うのは別にいいですけど、ヒロインの夢も変にそれに干渉してしまってシナリオの流れが不自然に感じる点がいくつか見受けられました。
ネタバレになってしまうので具体的には言えないですけどね(^^;
マップ移動型AVDにしたために生じた問題点もあります。
ヒロインのフラグが立てばそれに沿ったストーリー展開になるのですが、その時に別のキャラをマップ上で選ぶとシナリオの不整合が生じてきます。
例えば、蘭子は最初主人公と全然話さないのですが、後半他のキャラのフラグが立っている時にマップ上で蘭子を選ぶと妙に仲良くなっていたりとか。
まぁ様々な問題点もあるのですが、シナリオ自体が秀逸なので全然カバー出来ていると思います。
どのキャラも魅力的でEDもハッピーエンドなので個人的には許せたり(ぉ
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