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実験結果
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システム 修正パッチあり |
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時代背景が近未来のためか、そのデザイン性にもこだわりが見受けられますが、
その反面、若干使い難い印象を受けました。レスポンスも決して快適とは言えません。
特にテキスト読み返しがホイール対応ではなく、[Ctrl]+Mといった特殊なキー操作で行う点が不満。
他にもショートカットキーが多数存在するのですが、そんな洒落た機能はさておき、
私はこういったADVでユーザーが欲しがる機能は、
メッセージスキップと読み返し機能の快適さに尽きると思っています。
なんとかその問題点をクリアーして欲しかったのが正直なところ。
メッセージスキップは強制・既読の両方搭載。セーブ数は計60個。1つ前の選択肢に戻れる機能も。
恒例のオマケはCG、シーン、ムービー鑑賞とクリアー後に見れるスタッフコメント。
音楽のクオリティーが高い作品だけに、BGM観賞モードが無いことが残念でなりません。
他には、エンディングリスト等も見ることが出来ます。
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CG 原画:きんりきまんとう |
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キャラの絵柄に関してはコメントし難いのが正直なところですが、人を選ぶのは間違いありません。
強いて言えば、低年齢児向けアニメのような絵柄なのかも。独特です。
私も最初は抵抗を感じましたらね…プレイしているうちに慣れてきましたけど。
特に髪の描き方が特徴的ですね。なんというか、カクカクしてると表現すれば適切か。
千絵梨のモミアゲは始め見た時は紫色のシューマイかと思いましたよ。
立ち絵での表情や動きは多数かつコミカルで、ころころ変わる様は見てて飽きないです。
塗りや背景の作り込み方は文句無しで、非常にレベルは高いです。
3DCGの背景画像、メカや車等はこれぞニトロ!と言った出来映え。製作者の愛を感じますね。
しかし、立ち絵と一枚絵のギャップがありすぎるのが問題。特にHシーンではそれが顕著でした。
また、一部立ち絵自体が酷いのも見受けられましたね。
(特に後半の遥香は酷い)
オープニングムービーとのギャップも凄いです。全部違うキャラに見える…
枚数が背景を含め全部で500枚以上もあるのですが、
数が増えるとそれだけバラつきが出るといった結果なのかもしれません。
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サウンド 制作:ZIZZ STUDIO |
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ニトロサウンドでポップな曲が堪能できるのは"Hello,world."だけ!(誇張表現
過去作品でのハードボイルドな世界観に合った、
ZIZZ独特の重厚で暗いサウンドは非常に私好みなのですが、
こういう普通の曲も作れるのだなーと、素直に感心してしまいました。
曲数はボーカル入り6曲を含む計45曲。クオリティーは総じて高め。
目立った楽曲こそ無いものの、各キャラのテーマ等、イメージに沿った曲が適所で流れてくれます。
音声は男性キャラを除く全てのキャラがフルボイス。演技の方はまずまずと言ったところ。
ただテキストと音声の内容に食い違いのある箇所があったりします。
(GT-2のことを違う車名で呼んだり、キャラ名を間違えてたりとか)
こういうミスはプレイヤーのやる気が削がれるので、極力無くして欲しいところ。
でも遥香のCVが栗林みな実という、Nitro+の陰謀が感じられるキャスティングは良かったです。
私は修正パッチを当ててVer1.14でプレイしましたが、恐らく改善の見込みは薄いでしょう…。
特筆すべきは効果音の良さでしょうか。銃の発砲音や車のブレーキ音等、
細部に渡って作り込まれていた点は、評価に値すると思います。
恒例のお気に入りは「青い記憶」「煌星」「BLAZE UP」当たり。
BGMの方にも良い曲が幾つかあったのですが、未だサントラを購入していないので曲名が謎…
アルファのテーマはある意味必聴かもしれません(;-∀-)
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| シナリオ 制作:南條しかし |
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舞台は近未来の東京・秋葉原。第2東京タワー(通称アキバタワー)の見える街並。
効率化・合理化・自動化の進んだコンピュータ機器と環境の発達により、
ロボットが身近に、そして必要不可欠な存在となった時代の中。
主人公、友永和樹は転校生として、ヒロイン達との学園生活を過ごしていく。
ただ1つ特異な点は、彼がロボットであり、人間の「感情」の調査が目的であることだった…
え〜ようするに、ロボット和樹君が女の子を調査するうちにあんなことやこんなことなんですが、
こういった特殊な世界観や設定は、人を選ぶことは避けられませんよね。
SF・メタもの好きな私としてはワクワクしながらゲームを始めましたけど。
主人公がロボット学生なら究極超人あ〜るをモデルにすりゃ良かったのに(動力源は米
前もって言っておきますが、本作はこのシナリオで評価が完全に2分になると思います。
そして私は、マイナスの評価をする側に立ってこの文章を書くことを認識してくださいませ。
まずシナリオの冗長性。主人公がロボットであるが故の冗長性なのですが、
ヒロインとの会話をいちいち主人公内部で解析し、その結果をプレイヤーに伝えてくるので、
このゲームにはテンポの良い会話シーンがほとんど存在しないように思えます。
小説ならそれでも問題は無いのでしょうが、本作は音とCGとテキストが融合されたゲーム。
その会話等の解析が主人公の調査目的と成長に繋がるため、必要不可欠であったとしても、
状況描写が多すぎるのは問題だと思います。よって、非常にタルい。
それと、シナリオの不整合やキャラの不自然な挙止動作が多すぎます。
本作は各キャラのトゥルーエンドへ進んだ場合、ラストまでほぼ全て共通シナリオなので、
例え本命以外のキャラと仲良くなるような選択肢をまったくチョイスしなくとも、
周りのキャラ全員がいつの間にか主人公が好きで、いつの間にか全員が仲良し。
主人公の名前は友永和樹じゃなくて藤田浩之の間違いでは?と思えてきます(東鳩
運動と容姿のパラメータだけ上げてれば何もせずとも虹野さんとラブラブ♪
そんな女の子の為にある意味ロボットになれる一昔前のゲームを思い出しました。
(でもある意味健気な主人公だと思う)
ロボット和樹君がいつの間にか全員と仲良しなのは目をつぶるとしても、
それによって主人公が原因でヒロイン同士のバトルが始まったり、
前振りなしに本命以外のヒロインのトラウマを説明されてもはぁ?( ゚Д゚) なわけで。
少なくとも私はプレイしてて終始置いてきぼりで、感情移入は出来ませんでしたね。
また、テキスト量が多いという意味で大作なのは分かるのですが、
せっかくその長いシナリオで徐々に明らかになっていく謎や事実が、
エンディングで収束に向かう時に尻すぼみなのが非常に残念。展開が急ぎすぎに思えます。
世界観や設定を使って風呂敷を広げるだけ広げたなら、それを上手く閉じきって欲しかったですね。
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| Hシーン |
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「CG」の項目でも書きましたが、立ち絵とのギャップが凄いのであまり期待しない方が良いかも。
その行為自体がロボット和樹君の調査対象(笑)となっていますので、テキストも冗長です。
シーンは各キャラ1〜3回程度で、メインヒロイン以外のキャラと…ってなシーンも存在。
CGの枚数だけはやけに気合が入っています。
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